オリンピック、サッカー代表戦、お盆明け、猛暑、台風、宿が暇になる要素が5本揃いました。この時を有効活用しないでどうするんだ。まずは睡眠、次に犬のストレス発散、最後にフリータイム。自分のフリータイムは新しいランディングネットの製作準備に、馴染みの舘岩川沿いにある「きこりの店」へ。これまでトチ材を中心に、シオジ、神代ニレの3種類をグリップ用に仕入れていましたが、あくまでもメインは地元産のトチ(栃)。そこにもうひとつメインにしようと思い、地元産のセン(栓)を物色していました。ようやく17~20mm厚の杢入りが見つかったので、2枚合計3200円でお買い上げです。フライのマテリアルと一緒で、ある時に買っておかないといつのまにか棚から消えちゃうんですよ。そんな事が過去に何度もありました。
センは栓の木、わかりやすい呼び名なら山菜のハリギリ。山菜採り入門者には、たびたびタラの芽に間違われるトゲのある若芽の木です。ハリギリの天ぷらは当宿の女将さんの大好物。そんなタラの芽に似ている木だって、立派な材木になるほどの大木になります。材の木目はほとんどタモと同じと言って良いくらい似ていて、軽くて丈夫。日本的な優しさを感じます。この先、暇を見つけては、ボチボチ作っていく事にします。