北海道釣行記2012、釣り歩き。

 気候は言わずと知れた温暖化。紅葉は2週間遅れの色付き前。夏の名残を感じる10月でした。アキアジ、ホッケ、サンマ漁が芳しくないのも温暖化の影響だけではないでしょう。オゾン層が回復傾向にあるとの見解も出ていますが、先進国が後退する反面、途上国の急速な近代化があります。近代化の方がハイスピードですから、オゾン層は本当に回復してきているのだろうか?



 海の生物が変調ですから陸の生物だって変調です。湖は生態系が変わってきてしまい、紅葉が遅れれば植物の実りだって当然遅れる。ならばそれを食する動物たちだって待ち遠しいに決まっている。旬の食材の”旬”が今後は少しづつずれていく。でもね、川の魚たちは元気。川は良いねえ。川の釣りは最高ですよ。自分達のターゲットは川のニジマス。フレッシュウオーターのレインボー。固めの導入部でしたが、研修に来たからには楽しまくちゃね。

#1、最初は釣り場のパトロールから始まります。とりあえず30オーバーが初日から顔を出してくれますが、何だかおかしいサイズと数と渓相。どうやら6月の嵐で倒木が増えて、ポイントは埋まってしまったようです。滞在先の虹別オートキャンプ場でも施設の壁が倒れ、場内の林では何本もの木々が倒されたそうです。
c0198267_15131738.jpg


#2、今年は新規開拓の釣りを数日しました。初めての川や歩いていない区間をハイキングです。釣果が出ればハイキングにはならないのですが、なかなか難しい。過去には釣り場を当てる事もしばしばでしたが、今回はうまく行きません。それでも見た事のない風景に新鮮さを感じて、楽しんで歩けました。
c0198267_15132931.jpg


#3、ポイントが良くなっているケースもあります。傾向としては大場所は流れて来た土砂で浅くなり、中場所は逆に少し深くなっている。ポイントが良くなっていてもそこに良型ニジマスはまだいません。色付き始めた河畔の木が鮮やかに映えます。
c0198267_15134226.jpg


#4、紅葉が進んだ川の景色。五分位は色付いたでしょう。こんな風景に身を置ける幸せは、10月に北海道に行けた人だけが感じられます。あまり数は釣れませんが、変わっていく季節を毎日空気で知ります。少しだけ釣れる、釣り歩きの日々です。
c0198267_15135538.jpg


#5、今回の最大は西別川のニジマス37cm。続いていた40オーバーの釣果が途切れてしまいました。研修半ばで何となく予感はしていましたが、自然が相手で生き物ですから仕方ありません。また来年にでも会えるように勤労に励みましょう。たまたま自分の影が写真に写りこんでいました。
c0198267_1514728.jpg


#6、女将さんに30オーバーです。道東の河川ではどこも個体の減少が見られました。大場所にエサ釣りのエサ箱やパンおにぎりのゴミが落ちていたり、上流側からエサ釣りさんが下って来たり、FFとしては残念です。道内の釣り人はヤマメとニジマスが大好きです。川に漁協等の管理組織がほとんど存在しない分、魚影が減るとそのままになります。魚影が減ったら釣り人も減って、数年経って魚影が復活してくる。悲しい繰り返しですが、それで今まで来ています。動植物の生命力に期待しましょう。
c0198267_15141991.jpg


#7、阿寒川で何度か通った大きなプールで、35cmが釣れました。このプールでは25、33、33と釣果はありましたが、研修最後のラスト阿寒川で出会いました。大物の風格が出て来た魚体は銀色で、将来が楽しみです。何度か通っても初めて毛針を食べたと思います。33コンビは二度と釣れなかったし、これがニジマス釣りの面白さ。イワナと違って同じ個体には会えません。
c0198267_15143523.jpg


#8、女将さんの初ブラウンです。道内では害魚駆逐が進んでいますが、ブラウントラウトはその筆頭です。その次はブルックトラウトみたいですが、10年以上前から河川別釣果を求めています。まずは野放しになっている害魚をどうにかしたいというのが、本音でしょう。ブラウンは十勝、ニセコ、道南など、ちらほらと棲息が知られています。この渓流は最後の釣りになった十勝にありますが、地元FFにはよく知られています。まとまった雨後の平日にもかかわらず、車が2~3台も様子見にやって来ました。自分達も泉ナンバーのクラシカルカーを目印に釣り場を当てました。初めての釣り場でした。
c0198267_15144760.jpg


#9、この川のブラウンは綺麗です。ニセコのブラウンとは違い悠々と泳ぎ、のんびりとライズを繰り返しています。釣り人には慣れっこさ、そんな様子です。良型27cm、初の自分用ネット、嫁もフレームイン。#5の写真とともに、印象に残る1枚になりました。このあとは道東道を抜けて千歳に。翌日は喜茂別の高原野菜を仕入れたら、夜にはフェリー洋上。いつもの事ですが、帰りはあっと言う間です。
c0198267_1515314.jpg


 いくら釣り場環境が変わろうとも、今日見た川の景色は来年にはないでしょう。北海道とはそうゆう釣り場です。釣りばかりを考えると、目の前30°程度の視野角になってしまいます。もったいないお化けが自分の守護霊になってしまわない内に、釣り旅の妙味を教わった方が利口です。
 震災明けての2年目はたいへん厳しい営業でしたが、ここに立てる喜び、普通に笑える幸せ、そして家族で過ごせる時間があるという安心は、誰にも渡したくはないものです。そうです、渡したくはないですが、お分けする事には抵抗はありません。どうか出来るだけ多くの人が、気付かず素敵な時間を持てるように、願っています。
[PR]
by yamayukikawayuki | 2012-11-06 16:29 | □【北海道釣行記】 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://yamayukika.exblog.jp/tb/18658078
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 北海道釣行記2012、秋の遊び。 北海道釣行記2012、食べ歩き。 >>