食材の山菜採りのついでに、鱒沢川をお昼頃まで釣り歩き。10時過ぎから2時間位ですが、久しぶりの釣りです。どのくらい久しぶりかと思い返せば、ロッドを振ったのは数日ぶりですが、鱒沢川を単独で釣り上がったのは2年振りかな。こりゃ、ずいぶんです。
今日から晴れが続く予報ですが、やはり林道には車が少ないですね。この日6/2は釣りらしき車は0台です。移住してきた頃は小泉内閣で社会が明るかったという事もありますが、変わらぬ人気河川で平日でも10台ほどの釣り人の車を見たものです。あれから約10年で釣りの車は半減して、すなわち釣り人口も減って、震災年の今シーズンはついに静かな美しい渓流になりました。誰もが驚嘆する渓相美に加えて通る風のすがすがしさと広葉樹の森の流れ、超おススメです。
先週末からの雨模様で増水していましたが、ドライフライにきっちりと反応して来ています。流れの筋から走るイワナ、開きからも走るイワナ、水量が落ち着く今週末には”ほんの少し多い”状況になるでしょう。釣れたイワナは3尾で、21、27、23。前回お客様を案内した時よりも、イワナのサイズと魚体のコンディションが上がっていました。3尾とも今年の放流魚ではありませんでした。流芯の脇のバブルラインから1尾、巻き返しなどの緩流帯から2尾ですから、良好です。フライは#11ヘアウイングダンを途中から#11カディスに変更。バッチリです。
オマケとは別に山菜の名前ではありません。このイワナ27cmは、実は天然のイワナです。魚体を見れば一目瞭然、大きすぎる尾びれ、長い胴体、バランス悪い頭部、つるっとした文様が特徴です。すぐ下には上流を見て左側から小沢が流れ込んでいて、おそらくその小沢と本流を行き来していたのでしょう。27cmですからもちろん種を残す能力も立派に備わっています。あと数年は生き抜いてもらいたいですね。やせ気味でしたからどんどん食べて、釣り針を覚えて、また沢を上がって行ってね。バイバイ!