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北海道釣行記2010➠8、秋色ニジマス。

 紅葉は樹木の冬支度の過程に起きる現象です。吸い上げた養分を無駄遣いしないように、自らの葉を落としていく。肌寒く風が吹く日がやって来ると、流れは落ち葉だらけになり、ドライフライにはほとんど反応しなくなります。水面は風で落とされた色とりどりの葉が釣りの邪魔をして、まったく魚信を得られません。岸際のたるみを狙うと、避難していたニジマスやイワナなんかが顔を出します。でもこの流される葉は沈んで堆積し、水中を揉まれながら流されて行きますから、そうなってしまったら釣り場を変える方が正解です。
 落ち葉の大量流下に当たってしまったら数日置いて出掛けましょう。気が付くと、ニジマスの魚体にオレンジ色が浮きだって来ています。ついに秋の色が映り始めました。ニジマスも季節を忘れず冬支度に入りそうです。
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 これは35cm。ビッグワンがヒットしてるのに惜しい。
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 川岸には落ち葉が増えていく。それもまた綺麗なんですが、腐葉土が増えて滑りますから、川を歩くのが少々つらい!
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 これでも35cm。堂々とした魚体です。今回の釣行での忘れられない美形ニジマス。
 妖しくも輝く秋色は、冬に備えてエサを飽食する合い図です。日中が晴れてポカポカする日が来れば、良い釣りが出来る最大のチャンス! これに虫のハッチの具合次第では、さらに大物40オーバーもためらわずに水面に顔を出すでしょう。川のドライの釣りの終盤です。寂しくもあり、期待もあり、はたして楽しめるかな。
by yamayukikawayuki | 2010-11-20 10:31 | 【北海道釣行記】 | Trackback | Comments(0)
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