終わらない追加の1日。

 最後の釣りと思っていたら、もう1日宿が非番になってしまった。したがって、疲労回復に充てるとともに、川歩きでリフレッシュ。9月の中旬になっているが、ここにきて釣り場の開拓で、遡行ルート確立のために山中へもぞもぞとかき分け歩く。以前は車が通れるほどの道があったが、その道は崩落して今では踏み跡程度しか見つける事が出来なくなってしまった。しかしながら釣り人とは想像以上にタフな人種なもので、果てる事のない釣り欲と好奇心と妄想から、日本のみならず世界にいたるまで未踏の部分は少ないのではないだろうか。
 9月から5組8人が入渓して尺上イワナ2本。川は荒れてしまっているが、その分釣り人は少ない。おまけにアクセスは工事や崩落など自然の都合により悪い。釣り人ルートは必ずあるので、原住民の自分としては来シーズンへ向けた情報整理が最大の目的。釣りには安全確保が唯一最大の守るべき事項。奥の沢の分岐の手前でご老人が降りてきた。沢釣りの雰囲気のある身なりも整った紳士だったが、もちろん釣り券なんかは持っていない。自分は漁協監視員ではあるが観察拝見などと言う事は問わず、ひとまず話を聞くことにした。「昨日あたり誰か入っているな」と鋭い勘働き。「尺ものが釣れたよ」と釣果に不満げな様子。「仕方ないからオリミキ採って帰る」とフライフィッシャーにはない自然を楽しむ余裕。「1キロ先位に滝があるからその上へ行けば釣れるかも」と自分の行程と的確なアドバイス。「健康のために釣りしてんだ」と安全第一の自覚あり。フライフィッシャーと話すと釣り場情報の欲ばっかりで、こんなに朗らかな会話はできないね。
 ご老人の話を通訳すると、「良い川だから好きで機会を見つけては来るけれども今日はアタリが少なかったな。いつもなら9月でも3尾くらいは大物が釣れるんだがうまくいかなかったよ。もう秋だな、ナラタケが出ていたからお土産にして帰るとするか。頑張れって滝を高巻きするば、きっと良い釣りができるよ。まだ時間もあるし天気は大丈夫そうだから、行ってみな。でもあんまり無理しないようにね。気を付けてな。」となる。ご老人の足先には軽いゴム足袋のような履物。足が滑らないように道具選びもきちんとしている。予約の電話口で聞いてくる「ウエットウエーディングじゃだめですか?」、なんとまあフライフィッシャーは軽く考えているんだろう。転んだり、滑ったり、アブやブユやハチがいたり、思わぬ場所で枝が飛び出ていたり、こんな時はウエーダーが一番頼りになると言うのに。
 ほぼルートは確認できたので、無事に帰路に着く。滝は3分の2まで巻いて上がったが、今回は止めておいた。ご老人の顔が思い出される。来シーズンの楽しみにそっととっておこうじゃないか。それも良いね、と自分に言う。
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やまゆきかわゆきは、奥会津を楽しむための宿です。
フライフィッシングで自然渓流デビューなら、首都圏からほど近いみちのく会津がベストです。
パウダースノーのたかつえスキー場なら、車で1分の至近距離。
天気予報を確認してからの直前予約も大丈夫です。
お一人様のフライフィッシングのご宿泊は、特に歓迎です。
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by yamayukikawayuki | 2017-09-22 07:35 | ■FLYFISHING/川遊び | Trackback | Comments(0)
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