日々の宿屋のお仕事をしていたら、いやはやもうすぐ7月。やっと時間が出来たので、この季節の川へ様子をうかがいに出掛けた。午前10過ぎからのスタートで、釣りはじめは11時になってしまった。そうは言ってもようやく雪代が落ち着きかけた川なので、ピークは10時~15時くらいの時間帯でしょう。これで良いんです。残雪が早めに現れた割には、水棲昆虫が目立つほど飛んでいる。気温は23℃、水量は初夏の頃の2倍弱、渡渉は場所を選べば問題無し。
ちょいちょい毛鉤を流しながら進むと、オブジェのような大岩がポイントを形成している。毛鉤を投げると良型イワナの反応があり、ググッと少し潜った。やや、これは!?と思い珍しくも慎重にネットインすると、28cmのサビがないきれいなイワナだった。これは、嬉しいね。昨シーズンの同じ頃はアタリがあっても15~20cm位の個体が中心だったのに、良く動き、良く育ち、コンディションは抜群。やはり、雪がきちんと降った影響は大きいぞ。川の持つ体力には感謝すべきだね。
反応を確かめながら釣り上がり、午後2時のストップフィッシングまであと1時間。リフレッシュと現地調査は両立している。たまには少しまじめに釣りするのも良いね。昨年の尺上ポイントからは沈黙。一昨年の尺上ポイントも沈黙。水量がもう一段落ち着けば、それなりのサイズのイワナは、それなりのポイントに入るのだろう。まだ時期が早いというだけ。2場所先にぷかぷかバブルを発見! 3バラシして4回目でイワナが掛かった。おそらく3回の内の何回目かのイワナに違いない。掛かりが浅かったがネットインでミッションコンプリート。30cmの立派な尺上イワナだった。今シーズンの最初の尺上となりました。
今回も手ぶらにはならず、ヒラタケを収穫。見かけた多くのヒラタケは老菌となり流れてしまっていたが、少しだけ張りのある良いヒラタケに会えた。もうひとつの狙いのキクラゲには遭遇できず。残念。しかし、自然のたくましさを久しぶりに感じた。雨に降られず、気持ちの良い川遊びだった。