東北は梅雨の中ですから、奥会津も梅雨の中。山菜が少なくなって来ちゃいました。もう7月中旬ですから、当たり前です。最近の山菜料理は、ワラビが主役になっています。ワラビはあまり嫌いな人もいないので、二杯酢漬け、麺つゆ漬け、チーズ焼きなど、色々と楽しめます。
昨年からレギュラーメニューに加わったワラビのチーズ焼きは、アツアツの一品。大うけになっています。山菜の収穫が減っていくのと逆に、初夏からはキノコが始まります。梅雨からも、キクラゲ類、ナラタケ、ヒラタケなどは採れますが、それほどの量は確保できません。雨もしとしと、時にちゃんと、運が悪けりゃザーッと降るので釣りには本当に良いシーズンになっていますが、キノコにも恵みの雨。待望のハナビラタケが発生し始めました。
今年の初物は、膨らんできたヤマウドの花芽と一緒に!!! サクサクッとかき揚げのように軽いハナビラタケの天ぷらと、パンチの効いたヤマウドの凝縮した癖。これぞ山の恵み、山の味、たまりません。食べられるお客様はラッキーの一語に尽きます。
最後はお客様からの頂きもの。茨城の春木屋さんのおだんご!!! それも、大!!! ご馳走様です。1日も経たずにお腹に入っちゃいました。歳をとってくるとこういった甘いものが嬉しくなります。若い時は手も出さなかったんですが、不思議です。宿屋という24時間営業の稼業ゆえに、甘いものは体に休息を与えてくれます。女将さんのバースデイもあって、ばっちりなプレゼントになりました。表現が、ちと、レトロだったかな。