秋の実りとともに、渓流釣りが禁漁を迎えました。季節にもてあそばれたような、そんな今シーズンでした。また気象庁の予報を裏切ってのかつてないほどの暑い夏。加えて降雨の少ない梅雨から秋。素晴らしい自然環境に恵まれている奥会津と言えども、ドライフライの状況の悪化は仕方がありません。最終日が土日に当たり、珍しい暦。最後にはお客様に鱒沢川での尺ヤマメが待っていて、明るい話題となりました。お出で頂いた皆様、どうもありがとうございます。
震災後2年目、復興元年。頑張ってはいるものの震災年よりも誘客は難しく、はなはだしい風評被害は変わらず、渓流からの放射線規制値超えの事実でさらに苦しいものとなりました。でも、きっと努力が足りないのでしょう。自分自身により厳しくならないといけない、そう思い、これからも頑張っていきます。
時間が生まれた分、釣り場の開拓や木の実採りを着実にこなしました。ヤマグワのジャムは数年分作れそうです。檜枝岐村の釣り場にまだまだ開拓の余地がある事が分かり、来シーズンの課題が出来ました。釣ろうとしているわけではないのですが、釣りの回数が増えただけ尺イワナにも出会い、布沢川水系、鱒沢川水系、湯ノ岐川水系、檜枝岐川水系で、計4尾のそれぞれ個性のあるイワナは記憶に新しいところです。誰にだってチャンスはあります。次は皆さんのロッドに、ぶら下がっているかも知れません。
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